2026年2月27日、経済産業省および環境省は、PRTR制度に基づき、2024年度の特定化学物質の排出量・移動量等のデータ(PRTRデータ)の集計結果を公表しました。
PRTR制度とは、事業者が対象化学物質の排出量・移動量を国へ届け出し、国がその結果を公表する制度です。所管は環境省と経済産業省で、毎年両省から集計結果が公表されています。
今回公表された、全国32,208事業所からの届出に基づく2024年度の集計結果は、次のとおりです。
排出量:137千トン(前年度比0.8%減)
移動量:271千トン(前年度比2.0%増)
合計 :408千トン(前年度比1.0%増)
排出量は微減した一方で、移動量が増加し、合計では増加となっています。
出展:届出排出量・移動量の推移_経済産業省資料
なお、2026年1月から、廃棄物処理法施行規則の改正により、産業廃棄物処理委託契約書にPRTR対象物質の名称および含有量(または含有割合)を記載することが義務化されました。
また、本施行規則改正にあわせて、廃棄物データシート(WDS)およびその運用ガイドラインも改訂されています。
PRTR届出対象企業は、廃棄物処理の実務においても化学物質情報の的確な把握、および確実な伝達がこれまで以上に求められますので、いま一度改正内容をご確認いただければと思います。
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また、環境省では「PRTRインフォメーション広場」を公開しており、PRTR制度の概要や届出データの検索・活用方法などを分かりやすく紹介しています。
あわせて、PRTRデータの読み解き方や実務上の留意点を解説したガイドブックも公表されており、実務に役立つ内容が網羅されていますので、目を通してみてはいかがでしょうか。
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