特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律に基づき、「化学物質排出移動量届出制度(PRTR制度)」は導入されました。
PRTR制度は、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質の排出量や移動量を把握し、国に届け出させる制度です。また、国はその集計結果や届出対象外の排出量の推計値の集計結果を公表することとされています。
今回から、2023年4月に施行された政令に基づき、届出対象物質(第一種指定化学物質)は462物質から515物質となりました。
届出のあった排出量は137千トン、移動量は266千トンとなり、排出量と移動量の合計は403千トンとなりました。
PRTR制度は、廃棄物管理とも関係する制度です。排出事業者の皆様におかれては、必要に応じて、公表資料を確認いただければと存じます。