2025年6月、環境省は令和7年版の環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が閣議決定されたため公表しました。
3つの白書は、法律にのっとってそれぞれ国会へ提出される年次報告書ですが、環境問題の全体像を分かりやすく示すために3つの白書を合わせて編集し、1つの白書としてまとめられています。
令和7年版では、3つ白書を合冊したテーマとして、「『新たな成長』を導く持続可能な生産と消費を実現するグリーンな経済システムの構築」が掲げられ、昨今の環境の状況、施策等を交えて概説されています。
■白書のポイント
第1章では、気象災害やサステナブルファイナンス等の動向を通じて、経済と環境の関係が解説されています。
第2章では、気候変動・生物多様性の損失・汚染という3つの危機への統合的対策が紹介されています。
第3章では、地域循環共生圏の発展と、環境を起点とした暮らしの豊かさへの取組が示されています。
第4章では、被災地の環境再生と復興に向けた未来志向の取組が取り上げられています。
昨今のサーキュラーエコノミーや資源循環の動向など環境問題全般にご興味のある方は、ぜひご確認ください。